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ジョジョ五部妄想吐き出しブログ。 ギアメロ中心に暗チの妄想を語ったりSSにしたりします。 ちょっとぁゃιぃ妄想はワンクッション。
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pixivに投下したホルメロ。
私の中でのホルマジオは何かこんなイメージ。フィルターかかりすぎ?知ってる!!


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“メローネ、どうしますか?”
――ああ、だからそうじゃなくて。

“こうすればよいのですか?どうしますか??”
――どうしますか、じゃねえよ!こうだっつってんのに!!ああもう!!

声が出ないのがこんなに不便だなんて。ベリッシモ最悪だ!!

両手で頭を抱え込み、天を仰いだメローネの背後から足音が聞こえてきた。


鳴かない鸛とおせっかい焼きの大猩猩


「おい、メローネ」
続いて扉が開かれる。部屋でベイビィ・フェイスを教育していたメローネが振り返るとそこには赤い坊主頭に剃り込みを入れた男が立っていた。思わず不機嫌そうに顔をしかめたメローネだが、その男、ホルマジオは涼しい顔をして部屋の中へと入り込んだ。
現在、扁桃腺が腫れてしまい食べることはおろか飲むことすら困難になっているメローネは極力喋らないようにしている。しかし、そうは言っても舞い込んできた仕事は待ってはもらえない。メローネのスタンドのベイビィ・フェイスから生み出した“息子”はチャットで戦況を報告するが、こちらからも逆に文字のやり取りで指示を飛ばすことも出来る。しかしメローネは大抵肉声で応対している。文字を打ち込むよりも言葉で話したほうが時間のロスも与える指示の質も確実に違うからだ。しかし今回のように声を出して指示を出すのが困難な場合、このように文字だけで指示を出すわけだが言葉で話すよりも細かく書き出さなければならないので、地味なすれ違いが積もりに積もりストレスが溜まる。
いらいらとした様子でキーボードを叩くメローネに、ホルマジオは思わず口笛を吹く。いつもなら上手く回る口も、人を小馬鹿にしたように煽る声も出ないだけで、こうも好感度が上がるものなのか。
外見だけ見れば華奢で繊細な優男。しかし舐めてかかるととんでもない目に遭うギャップを持つ変態。日常的に繰り広げられるセクハラまがいの会話や悪戯、過度なスキンシップなど色々被害を被ってきたが、メローネの外見が外見だからか、ホルマジオ的には許容範囲内であり、『コイツが女だったらなァ』とふとした瞬間に思うのを自覚しているほどである。
椅子を引いてその場に座り、じっと見る。一瞬怪訝そうな顔をして『何?』と言おうとして痛みに顔をしかめるメローネに、タイミングよく“息子”からの連絡が入る。
やはり文字だけでは上手く伝わらないらしい。いらいらと声を上げようとして痛みに顔をしかめて喉元に手をやりながらキーボードを必死に叩くメローネの姿に、ホルマジオはいい物を見せてもらったと言わんばかりに、しょーがねえなぁ、と声をかける。
「なあ。」
椅子から立ち上がり、ベッドの上に片膝を立てて座っているメローネに近づき、横から小声で囁きかけると、いきなりのことで相当びっくりしたのか、大げさなほど身体が跳ね、アイマスクの下のミントグリーンの瞳が驚いたように見開かれた。
『な、んだよ。』
口だけを動かして尋ねる様が妙に幼さを感じさせる。あざとさなど感じられない、素のままの彼の頭にぽふんと手を置いたホルマジオは、思いついた提案を口にした。
「貸してやろうか?」
『?』
「声。」
突然の申し出に更にメローネの瞳が丸く見開かれる。疑問を口にしようとして痛みに顔をしかめる様を見ながらホルマジオは、無茶すんじゃねえ、とメローネの頭をくしゃりと軽く撫で付けた。
無造作に髪を撫でられることが好きではないメローネが、抗議の目でホルマジオを不思議そうに見る。どうして、何で?と訴えかける大きな垂れた眦は文句なくストライクゾーンだ。
「そりゃ、おめーが喋れなくてしんどそうだから。」
それ以外に理由なんかいるか?と豪快に笑うホルマジオに、メローネはむぅ、と唇を尖らせていたが、後から何か奢ってもらえりゃそれで言いというホルマジオの言葉に、ようやく安堵した表情を見せてこくりと頷いた。
座っていたベッドから立ち上がりホルマジオを促すと、持ち主よりも重い体重を支えるためか、スプリングがいつもより大きな軋みを立てる。
「んじゃ、いくわ。」
『ん』
立ち上がったメローネが軽く状態を傾けてチャットモードから音声モードへ移行する間、さらさらとしたハニーブロンドの髪がホルマジオの肩をくすぐるように掠めていき、ふわりとした香が彼の鼻をくすぐった。
「・・・。」
ざわり、と胸が鳴る。横顔を盗み見れば甚く真面目でこれから暗殺するのに向かうのとはまた一変した表情だ。
『よし、後はこれに向かって声を・・・』
相変わらず口だけを動かして、身振り手振りで内臓マイクに向かって、あーあー、と声をかけるとたちまちホルマジオの声にベイビィ・フェイスは反応する。
「おー、聞こえてるかー?」
“聞こえています。メローネ、彼は誰ですか?”
相変わらず電子音と人間の肉声が混じったような形容しがたい声を耳にして、ホルマジオはふと頭に思い浮かんだ悪巧みを口にした。
「あ?俺はおめえのとーちゃんのホルマジオだ。」
『ちょっ!?』
“とーちゃん?とーちゃんとは何ですかメローネ?”
「おめえのかーちゃんの旦那さんだ。」
“かーちゃん?かーちゃんとはメローネですか?”
「おうよ。美人だよなおめえのかーちゃん。変態だけど。」
『ホルマジオオオオオオオオオ!!』
チョイワル親父の比ではない、とんでもないことを言い出したホルマジオに、声を出すことの出来ないメローネはとりあえず後頭部に一撃を食らわせて撃沈させて“息子”に慌てて今のことを忘れさせようとするが、“かーちゃんとは母親のことですよね?メローネ子どもを産めるのですか?変態だから”などと言い出したため、顔を真っ赤にしたメローネがホルマジオを叩き起こし、何余計なこと子どもに吹きこんでんだァ!!?と胸倉を掴んで揺さぶっていたところをリーダーに発見、阻止される騒ぎになり、息子から余計な知恵を取り除く羽目になったメローネもまた精神的にも肉体的にもぐったりと疲労し、喉の痛みは予定していた完治日よりはるかに延びてしまったのだった。



最初のお相手はギアッチョだったんだけど、何かいきなりホルメロスイッチが入った\(^0^)/
ホルマジオ=ノンケが一般論なんだけど、あえて私は道を逸れる。外見が可愛けりゃ多分ストライクゾーンなのがうちのホルさん。

ちなみに何が一番苦労したかって言うとタイトル。ホルマジオは髪型のせいか、某バスケ漫画の主人公を彷彿とさせるけど、それをストレートにつけるのもアレだしなァ・・・と考えあぐねて放置してましたが、ようやく納得できるものが見つかってこれに決定。
あとはスタンド能力。色々捏造はなはだしいけどまあ二次創作ってことで許して☆
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